
今回が電験第2種二次試験の計算問題に関する過去問調査の最終回です。
『自動制御』計算問題の出題内容を第6-6表に、また、『機械・制御』では論説問題はほとんど出題されていませんが、これまで出題された論説問題を第7-1表~第7-5表に示しますので参考にしてくだい。
自動制御の計算問題は、第3種にくらべて難度の高い分野になりますが、第2種一次試験の理論の過渡現象の延長上の学習内容で、毎年1問が出題される分野となっているため、過去問は必ず解けるようにしておくことが、第2種二次試験合格の近道と思います。
出題される内容としては、次のような要素を一つの問題の中で複数組み合わせた形式のものが多くなっています。したがって、これらの要素を体系的に学習しておくことが重要です。
① 与えられた微分方程式をラプラス変換する。
② 複雑なブロック線図を等価変換して簡単化する。
③ 電気回路の伝達関数を求める。
④ 二次遅れ伝達関数の減衰係数、固有角周波数、共振角周波数および共振値を求める。
⑤ インパルス応答、インディシャル応答およびランプ応答を求める。
⑥ 定常位置偏差および定常速度偏差を求める。
⑦ 閉回路伝達関数の特性方程式の極を求めて安定判別する。
➇ 閉回路伝達関数の特性方程式について、ラウスまたはフルビッツの安定判別法を用いて安定判 別する。
⑨ 一巡伝達関数について、ナイキスト線図またはボード線図により安定判別する。

『機械・制御』では論説問題はほとんど出題されていませんが、これまで出題された問題を第7-1表~第7-5表に示しますので参考にしてくだい。





以上、いかがでしたか?今回で電験2種二次試験計算問題のフカボリ調査は終了です。電気書院の電験プロフェッサー石橋先生がフカク深く調査したデーターが皆様の学習のお役にたったのではないでしょうか!!
次は電験2種一次試験のフカボリが始まりますよ!皆さん期待してお待ちください!
coming soon!!!
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