
電験2種一次試験【機械】の出題傾向
1 機械の試験内容の分類
機械の計算問題の試験内容は、次のように分類しました。
- 直流機
- 誘導機
- 同期機
- その他回転機
- 変圧器
- その他機器
- パワエレ(パワーエレクトロニクス)
- 照明
- 電熱
- 電動機応用
- 電気化学
- 自動制御(メカトロニクスを含む)
- 情報
まずは、平成7年度~令和6年度に出題された『機械』の直流機と誘導機の問題からです。
1)機械の【直流機】の問題
平成7年度~令和6年度の30年間に出題された問題を第3-1表に示します。
出題数の合計は7問で、出題される確率の低い分野です。また、そのうち計算が必要な小問を含む問題は3問で、 問題の種別はA問題が4問、必須のB問題が3問となっています。
2)機械の【誘導機】の問題
平成7年度~令和6年度の30年間に出題された問題を第3-2表に示します。
出題数の合計は25問で、ほぼ毎年1問が出題されている分野です。また、そのうち計算が必要な小問が含まれていた問題は9問です。
問題の種別はA問題が約60%、必須のB問題が約40%で、ややA問題が多い比率で出題されています。なお、これまで複数回出題されたテーマは次の通りです。
- 特殊かご形誘導電動機に関する問題
- 単相誘導電動機に関する問題
- 三相誘導電動機の速度制御に関する問題
- 三相誘導電動機の制動に関する問題
- 一次換算L形等価回路による諸特性値の計算
次回は、「同期機」および「その他回転機」をフカボリしますよ!