『同期機』および『変圧器』の計算問題の出題内容を第6-3表および第6-4表に示します。
同期機はこれまで10題が出題されおり、平均的には3年に1問が出題される頻度です。同期発電機の電圧変動率や短絡比関連の問題が比較に多い傾向がありますが、単位法や対称座標法の知識が必要な問題が含まれており、第3種にくらべると難度が高いテーマになります。
変圧器はこれまで23題の計算問題が出題されており、出題される確率はほぼ80%で、毎年出題されるパワエレおよび自動制御に次いで、出題頻度の高いテーマになっています。
内容としては、短絡試験や無負荷試験の結果を基に諸特性を計算する問題が最も多く、次いで単巻変圧器や並行運転に関する問題が出題されています。
第3種と比べて、全般的に少し難度が高く、長い計算過程となりますが、新しく覚える要素は多くないので、誘導電動機と同様に過去問は必ず解けるようにしておくことを推奨します。
次回は、『パワーエレクトロニクス』の計算問題についてフカボリしますよ!ご期待ください!