今回は平成27~令和5(2015~2023)年の9年分のデータを第5-3表に示します。徐々に過去問題と類似の問題が出題されてきています。
現行の試験制度が開始された初期の平成7年度~平成15年度までは、ほぼ毎年1~2問の論説問題が出されていましたが、平成16年度~令和5年度の20年間の論説問題は1問のみです。したがって、出題される4問は全て計算問題になると予想されます。
平成16年度~令和5年度の20年間に出題された計算問題の内訳は次図の通りです。自動制御とパワエレ(パワーエレクトロニクス)が25%で、この2つの分野については毎年1問ずつ出題されています。他の分野としては変圧器、誘導機、同期機の順になっています。直流機はほとんど出題されていません。
第15回~第17回で機械・制御の計算問題について年度別の出題状況をみてみましたが、次回から各分野の具体的な設問の内容を深堀りしていきます。これにより、各々の分野でどのようなテーマの問題が多く出題されているかがわかると思います。
次回もフカボリしますよ!ご期待ください!