電験2種一次試験【電力】の出題傾向
1.電力の試験内容の分類
電力の試験内容は、次のように分類しました。
- 水力発電
- 火力発電
- 原子力発電
- その他発電
- 変電・蓄電
- 送電
- 配電
- 電気材料
まずは、平成7年度~令和6年度に出題された『電力』の水力発電と火力発電の問題からフカボリします!
電力の【水力発電】の問題
平成7年度~令和6年度の30年間に出題された問題を第2-1表に示します。
出題数の合計は25問で、ほぼ毎年1問が出題されています。また、そのうち計算が必要な小問を含む問題は2問のみとなっています。
問題の種別はA問題が60%、B問題が40%で、A問題として出題される割合がやや多くなっています。なお、これまで複数回出題されたテーマは次の通りです。
- 水車および水車の入口弁に関する問題
- 水路式発電所に関する問題
- 揚水発電所に関する問題
- キャビテーションに関する問題
- 吸出し管に関する問題
電力の【火力発電】の問題
平成7年度~令和6年度の30年間に出題された問題を第2-2表に示します。
出題数の合計は32問で、ほぼ毎年1問が出題されています。また、そのうち計算が必要な小問を含む問題は1問のみとなっています。
問題の種別はA問題が75%、B問題が25%で、A問題として出題される割合が多くなっています。
なお、これまで複数回出題されたテーマは次の通りです。
- タービン発電機に関する問題
- 水素冷却発電機に関する問題
- 環境対策に関する問題
- 熱効率の向上対策に関する問題
- ボイラに関する問題
- 復水器に関する問題
次回は「原子力発電」および「その他発電」をフカボリしますよ!