令和6年度電験3種上期試験に向けて、令和5年度下期試験までの出題傾向の振り返りをしています。第4回は「機械編」です。「理論編」「電力編」と同じようにリサーチいたしましたので、ご覧ください。
(1)機械の出題動向は
機械についても令和4年度(2022年)から過去問題と同一の問題が出題され始めました。
令和4年度上期・下期および令和5年度上期・下期の同一問題について、出題された同一問題の年度と問題の番号を表4-1に示します。同一問題の占める点数は、令和4年度上期は5点・下期は25点でしたが、令和5年度上期は75点、令和5年度下期は85点となり、理論・電力と同様に過去問題と同一の問題の割合が大幅に増えており、これまで以上に過去問題の学習が重要になると思われます。
(2)機械ではいつ頃の問題が出題されているか?
令和4年上期・下期および令和5年上期・下期の4回の試験で合計33問の同一問題が出題されていますが、いつ頃出題された問題が多いかを、概ね5年ごとに区分して表4-2に示します。
全体的な傾向は理論・電力とよく似ており、表4-2から次のようなことがわかります。
① 第 Ⅰ 期(1982~1994年)の問題は出題されていません。
➁ 第 Ⅱ 期(1995年~ )については全期間から出題されてます。
特に2000年~2021年の22年間の問題は31問で約95%を占めていますので、この範囲を優先的に学習すると良いと思います。
③ 最終的には第 Ⅱ 期(1995年~ )全般の問題を学習すると万全でしょう。
いかがでしたか?理論・電力と同様に過去問題学習の重要度がはっきりとわかりますね。
〈次は「法規編」です。法規の傾向はどのようなものなのか?理論、電力、機械とは異なるのか?
興味深いですね!どうぞお楽しみに!〉