第8回~第13回で『発電』、『変電』および『送配電線路』の出題状況を調べてきましたが、今回は残りの『電力系統の運用』、『自家用電気設備』および『その他』について調査しました。
この分野の出題頻度は全体で概ね2年に1問の割合です。
第4-4表は『電力系統の運用』の論説問題の出題内容です。
平成7年~令和5年の29年間で出題された問題数は5問で、最も出題頻度が少ない分野です。この範囲で複数回出題されているテーマは「電力系統の安定度」に関する問題のみです。
第4-5表は『自家用電気設備』の論説問題の出題内容です。
平成7年~令和5年の29年間で出題された問題数は10問で、『電力系統の運用』および『その他』に較べ出題頻度がやや多い分野です。
この範囲で複数回出題されているテーマは次の通りです。
① 自家用電気設備の保守に関する事項
② 特別高圧受電設備の受電方式に関する事項
③ 高圧受電設備の保護方式に関する事項
第4-6表は『その他の』の論説問題の出題内容です。
平成7年~令和5年の29年間で出題された問題数は『電力系統の運用』と同じ5問で、最も出題頻度が少ない分野です。
この範囲で複数回出題されているテーマはありません。
第1回~第7回で第2種二次試験の概要と学習方法のアドバイスおよび『電力・管理』の計算問題、第8回~第14回で『電力・管理』の論説問題の調査結果を述べてきましたが、次回から『機械・制御』の調査に移ります。
『機械・制御』についてもこれまでの出題内容をフカボリします! ご期待ください。