4月8日(月)に、令和5年度第三種電気主任技術者下期試験の試験結果のweb発表がありましたね。皆さんいかがでしたか?それぞれ皆さんの次の目標に向かって進んでいただきたいなと思います。
さて、第4回は「機械編」です。「理論編」「電力編」と同じようにリサーチいたしましたので、ご覧ください。
(1)機械の出題動向は
機械についても令和4年度(2022年)から過去問題と同一の問題が出題され始めました。
令和4年度上期・下期および令和5年度上期・下期の同一問題について、出題された同一問題の年度と問題の番号を表4-1に示します。同一問題の占める点数は、令和4年度上期は5点・下期は25点でしたが、令和5年度上期は75点、令和5年度下期は85点となり、理論・電力と同様に過去問題と同一の問題の割合が大幅に増えており、これまで以上に過去問題の学習が重要になると思われます。
(2)機械ではいつ頃の問題が出題されているか?
令和4年上期・下期および令和5年上期・下期の4回の試験で合計33問の同一問題が出題されていますが、いつ頃出題された問題が多いかを、概ね5年ごとに区分して表4-2に示します。
全体的な傾向は理論・電力とよく似ており、表4-2から次のようなことがわかります。
① 第 Ⅰ 期(1982~1994年)の問題は出題されていません。
➁ 第 Ⅱ 期(1995年~ )については全期間から出題されてます。
特に2000年~2021年の22年間の問題は31問で約95%を占めていますので、この範囲を優先的に学習すると良いと思います。
③ 最終的には第 Ⅱ 期(1995年~ )全般の問題を学習すると万全でしょう。
いかがでしたか?理論・電力と同様に過去問題学習の重要度がはっきりとわかりますね。
〈次は「法規編」です。法規の傾向はどのようなものなのか?理論、電力、機械とは異なるのか?
興味深いですね!どうぞお楽しみに!〉