今回は平成27年~令和5年(2015~2023年)の9年分のデータを第1-3表に示します。受験生の皆さんが特に気になる期間ですね。徐々に過去問題と類似の問題が出題されてきています。
計算問題の比率は? 興味深いデータが!
第1回~第3回の年度別データの計算問題数は合計で94問ありますが、この中には計算と論説の両方の問題が含まれた問題が17問含まれているので、この分を別けると、計算問題は44%、論説問題は46%、計算と論説が混在した問題が10%になります。したがって、平均的には出題される6問中3問が計算問題になります。
計算問題はどの分野の問題が多いの?
計算問題の50%が送配電線路に関するものです。また、次に多いのが発電で、その後は変電、自家用電気設備、電力系統運用、その他の順になっています。
第1回~第3回で計算問題の年度別の出題状況をみてみましたが、次回から各分野の具体的な設問の内容を深堀りしていきます。これにより、各々の分野でどのようなテーマの問題が多く出題されているかがわかると思います。
皆さんの学習にとても参考になるデータですので、ぜひ期待してください!