電気書院E+アカデミーからのお知らせ

石橋先生が電験3種の過去問題を読み解く!第4回 機械編

作成者: なまきゅう|2023/12/14 2:53:24 Z

 第4回は「機械編」です。第2回「理論編」・第3回「電力編」と科目ごとに出題傾向を深掘りしてきました。実は掲載回数を重ねるごとに、当ブログに訪問される人数がグングンと増えています。やはり、多くの方が「どの年代の過去問題が多く出題されているのか?」に関心があるのですね。今回もご覧いただき、是非次の試験対策にお役立て下さい!

(1)機械の出題動向は
 理論、電力と同様に、機械についても令和4(2022)年から過去問題と同一の問題が出題され始めました。令和4年上期・下期および令和5年上期の同一問題について、その出題された年度を表4-1表4-2表4-3に示します。
 同一問題の占める点数は、令和4年上期は5点、令和4年下期が25点でしたが、令和5年上期は75点となり、理論および電力と同様に過去問と同一の問題の割合が大幅に増えており、これまで以上に過去問題の学習が重要になると思われます。

(2)機械ではいつ頃の問題が出題されているか? 
 令和4年上期・下期および令和5年上期の3回の試験で合計18問の同一問題が出題されていますが、いつ頃出題された問題が多いかを、概ね5年ごとに区分して表4-4に示します。

 全体的な傾向は理論および電力とよく似ており、次のようなことが分かります。

  • 第Ⅰ期(19821994年)の問題は出題されていませんので、まずは、第Ⅱ期(1995年~)の問題を対象に考えれば良さそうです。
  • 2000年~2014年の15年間の問題が約80%を占めていますので、この範囲当たりを優先的に学習すると良いと思います。
  • 2020年などの直近の問題も出題されていますので、最終的には第Ⅱ期(1995年~)全般の問題を学習すると万全でしょう。
    <今回はここまでです。次回は法規の出題動向について調査する予定です。>

 

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